泣きスイッチを押されまくりました

こないだ自殺した友達のお別れ会と、ベリーダンス教室のパーティーをかけもち。
忙しい一日でした。


●しげさんのお別れ会@dista●


お別れ会に行く前は
「この1ヶ月さんざん泣いたし、だいたい気持ちも整理されてきたし、今日はもうずっと笑って交流できるだろう」と
思っていたんですが。
乾杯の挨拶を言いかけた時にもう涙声になってしまった。

この1ヶ月しげさんの死に振り回されてきた人たちの顔を見渡したら、もうそれだけで胸がいっぱいになってしまったのだ。
涙声で言う話じゃなかったけど、
「悲しい気持ちをシェアしあうだけじゃなく、これからの話もしたいです」ということはちゃんと言った。

その後、いろんな人とちょっとずつだけど話ができた。
その中で「うつで死ぬゲイは多いよね」って言い合うだけではもう嫌だ、
この状況に慣れていくことよりも、何かできることを模索しようという話ができたことは大きな喜びでした。


●コシャリパーティーベリーダンス教室●

コシャリ(エジプト料理豆好きにはたまらん料理なはず)を食べて、
最近クラスで仕上げたばっかの踊りを披露し、
エジプトの話をいろいろ教えてもらう、という教室の親睦会みたいなイベント。
しげさんのお別れ会の流れで友達も3人ついてきてくれて、きゃーきゃーはしゃぎました。

  • ガリートってのを習いましたよ。
    • ガリートをやるのは女子のみ。男子は拍手しかしません(エジプトの拍手は指をひらいてやります)。
    • ガリートをやる時の手は口を隠す役割がある。親指は立てる。
    • まず高音のでかい声を発してその後下を横に高速で動かすのがコツ。低音は変だし、声より舌が先でも変です。


初めてサガリートをやったんですが。
エジプト人オーナーに「上手い」と褒められました。
自分の声が高いのが嫌だったんですが、サガリート向きの声だということで自己評価アップ。
これであたしのベリーダンス盛り上げ能力はまた一段と向上しました。
便利な盛り上げ屋としてどんどん使われたいです。


ついでにもう一つ自慢すると、ジルの音も褒めてもらえました。
いい音が出せるようになった!って言ってもらえたの。
棒立ちでいい音が出せたって使い道はないわけで、動けるようになるように練習しないといけないわけですが。
まるっきり動けないので…。
今後はそっちをがんばっていこうと思っています。


そして〜。
ダンサーズネームってやつをもらいましたよ。
あたしは「Hanan」さんになりました。衣装屋さんと同じ名前。
優しい心を持った人って意味だそうです。
「優子」みたいなかんじでしょうかね?
ハナーンって名前に恥じない、優しさで人を包むような踊りができる人になりたいものです。


そんな楽しいパーティーの最後に衝撃発表。
4月からのあたしのベリーダンス生活の危機。
ベリーダンス生活、と限定できないような気もするぐらいのあたしにとって大きい存在が
4月から無くなってしまうというニュースでした。


がっくりした気持ちをひきずりつつ、お別れ会のために東京から来てくれてた友達と教室を出て、
お別れ会の3次会@堂山のゲイバーに合流(今日だけ特例で女も入れるように交渉してもらった)。
なぜか「愛のメモリー」熱唱。
いろいろあって凹んで先に帰宅してる友達に電話して電話口で大声で
♪あ〜あ〜あああああ〜と歌い上げてやった。


涙に始まり、何度も泣きスイッチが入って泣きまくったあげく、酒乱で〆めた一日でした。
ダンサーズネームをもらったとか、ジル褒められた、とかいろいろ嬉しいこともあったのに!

なんか気持ち揺れ幅がすごすぎてぼーっとしちゃってます。