久々のお稽古場


と言っても最後に行ったのが先週の水曜だからたいしたことないけど。
あたしがこの教室に通い始めてから最も長いブランク。


お稽古場の大きい鏡を見て、
「あ〜鏡見るのも久しぶりだな」と思った。木曜から鏡もろくに見ないで走り回っていたように思う。


友人の死については後悔の気持ちもある。
なぜ気が付いてやれなかったのか。
どうしてもっと優しくできなかったのか。
いろんな気持ちがぐるぐるしている。
あたしが今回の騒動でいろいろ走り回っていたのを「よくやってくれた、ありがとう」と
いろんな人にいろんな形で感謝されるたびに
胸が苦しくなるほどの、ネガティブな考えが湧いてくる。



でもそんなことを考えたってしょうがないんだ。
それをいくら考えても自己評価が下がるだけ。
周囲の人に「そんなことないよ。よくやったよ」と重ねて言わせる結果になるだけだ。


友人の死に関してはもう何をどう考えても「あれでよかった」と思えるはずがないんだから
そこを考えるのはもう何も生み出すことのない自分を苦しめるだけの時間を作るだけ。


他のことで自己評価をあげていこう。
「友達を救うことはできなかったけど、踊れる人」ってのが魅力ある人なのかどうか?と考えると
おそろしーので、そこもとりあえずほっとく。
そんなこと考え始めたらえらいことだ。


考えずに踊る。
とりあえずは。


先生もクラスメイトもいつもどおり優しい。
教室の中はあたしのこわばった心をほぐしてくれるような空気で満ちている。
頭の中がどんなにネガティブでも、シュシュをやるとやっぱり笑ってしまう。


今日も続けて休んでしまいたい、と思いながら重いからだをゆるゆると運んで行った教室だけど、
行ってよかったんだと思う。