お稽古行きました

木曜に自殺してしまった友人の家は、あたしがお稽古場に向かう道の途中に住んでいる。
お稽古場に自転車で行く時、いつも友人のアパートの階段を見上げた。
友人に頼まれた用事でもない限り、その階段を上がることはなかった。
ウツがひどくていつ眠っているか分からない友人がやっと眠ったとこかもしれないから、っていうのは言い訳だったな。
うっとうしがられたとしても、時々はドアをノックしてみればよかったのかも。


そんなことを考えた。