「飼い主が愛犬を刺し殺した事件」を知ってもやもやと考えた

maki-ryu22008-08-13

更新を滞らせているので、日々感じたことをブログを書く頃には忘れてしまってることが多いんですが、
中にはただテレビのニュースでちょっと見ただけなのにずっと忘れられないこともあるわけで。
↓この夏一番しんどかったニュースはこれでした。

<62歳男 愛犬刺して隣人脅す>
マンションで犬を飼わないよう注意された腹いせに、自分の愛犬を刺し殺し隣人の男性を脅したとして、
兵庫県警姫路署は13日までに、暴力行為等処罰法違反などの疑いで、兵庫県姫路市の団体職員の男を逮捕した。
2人は男が飼う犬をめぐり、数年前からトラブルになっていた。男は「再三注意されカッとなってやった」と供述している。
逮捕されたのは、近畿建設協会姫路支所の職員遠山幸雄容疑者(62)。
調べによると、遠山容疑者は12日午後0時45分ごろ、兵庫県姫路市の自宅マンションの共用廊下部分に、
隣の部屋に住む男性(46)を呼び出し、自宅から持ち出した出刃包丁(刃渡り約18センチ)で
愛犬のロングコートチワワ(6歳)をめった刺し。
さらに「犬の命もおまえの子供の命も同じや」と脅した疑い。
異変に気付いた男性の妻が110番通報、署員が現行犯逮捕した。
チワワの首から背中にかけては5カ所の刺し傷があり、署員が駆け付けた際にはすでに死んでおり、
廊下や周辺の壁には血が飛び散っていたという。
マンションは犬や猫などのペットの飼育を禁止していた。
しかし、遠山容疑者は男性から注意を受けていたにもかかわらず、数年間にわたり犬を飼い続けていたという。
男性には2人の子供がおり、捜査関係者は「自分の子供に危害が及ぶかもしれないと感じたようだ」と話している。
遠山容疑者は容疑を認め「再三注意されカッとなってやった」と供述している。
犯行時、酒に酔っておらず、薬物を使用した形跡もないという。
ペットをめぐるご近所同士のトラブルから事件に発展するケースは多いが、加害者側が家族の一員でもあるペットを手にかけるのは異例。
姫路署は動物愛護法保護違反の疑いもあるとみて調べを進めている。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2008/08/14/06.html

何があったら、何のためなら、自分で「飼っている犬を刺し殺す」だろうか?と自分のことに置き換えて考えてみました。
何が起こっても絶対やらないと言い切ることはできないが(極限状態ってのはあるはずで、何があっても絶対やらないとは言いきれないと思いますので)、少なくともペットの飼育禁止のマンションでペットを飼い続けることで起こったトラブルを解決するためにはやらない、あたしの場合は。
でもこのニュースを「信じられなーい!そんなひどいことできないよねー」で片付けてはいけないと思うんですよ。
ここまでひどいことにならないまでも、ペット飼育禁止の集合住宅でペットを飼ってトラブルが起きることは多いじゃないですか。
「まずペット飼育が許可されてるとこに住んでからペットを飼え」と言うのは正論だけども、正論で物事が解決するはずはないですもん。
あたしは正論じゃなく、以前HIV関係の活動をしてた中で知った「脆弱性」という考え方が重要なんじゃないかなと思うんです。
最近こういう方向の考えをまとめることがなくなっているので、うまくまとめて説明することができないんですが。
まとまってもないのに書き逃げですいません。
いつかこの考えがまとまるだろう、いやまとめたい、そのためのメモです…。