ゆーがにゃん主演の「雨に唄えば」

maki-ryu22008-07-10


飼い主は梅田芸術劇場に「雨に唄えば」を観に行きました。
ゆーがにゃんは銀幕の大スター役がよくお似合いで、北翔さんも「スクリーン映りはいい大女優*1」が案外はまっており、まあまあ楽しかったです。
しかし、タップというもんはそこそこできててもつまんないもので、見た瞬間に「人間業じゃないわ!」と思うぐらいじゃないと引き込まれないものでございまして、そこらへんがややこしいですね。
というわけで雨に降られる有名シーンとか、発音教室シーンにはあまりやられませんでした。
今回は七帆さんに驚かされました。すごいですね、あの役初演は萬さんがやった役ですものね。
萬さんがやった役をこなせてるだけでも驚きなのに、「こなせてる」以上のできばえだと思いました。
十輝さんもかっこよかったですねえええ。アリスちゃんはいつも以上に可愛かったし、アリスちゃんの歌声もよかったです。
ゆーがにゃんはあたしにとっては別格な「目に入れても耳をつんざかれても痛くない*2」という孫のように可愛い存在なので、あえてどこがよかったのここがよかったのとは書かないことにしておきます。
ヅカファンでない一般のミュージカル好きの方には、筋書きも描かれている女子の扱われ方もひっかりどころ満載で、女子(女性問題に敏感な男子含む)が楽しむのは難しい演目だという難点を、本物の男子が演じてないってことで、気にせずに見ることができるかも?そこがヅカ版の値打ちですと言ってお薦めしたいです。

*1:北翔さんはよく「実力はあるが容姿に難点があるジェンヌ」と言われがちですが、そういう評価とは真逆の「容姿だけが抜群によくて芸が無い大女優」の役がちゃんとこなせてました。いじらしさのようなものが出ちゃって年増の深情け的になってて、「こんないい人をそこまで馬鹿にしていじめなくてもいいじゃないですか!」という怒りさえ湧いてきてしまいました…。ドンなんて所詮ちょっとした小手先の「ツンデレ」戦略にまんまとやられる馬鹿だからー!と「オトモダチ」として慰めてあげたくなりましたわー。「ばっかみたい」とでも「にゃい!」とでも言い放って立ち直って、調子に乗ってるドンたちを蹴落としてまた大女優として映画界に君臨してほしいです(あくまで妄想続編的な話ですよ)。

*2:しかし最近のゆーがにゃんはなかなか「つんざいて」はくれなくなりましたね。「ライフ」がむしろ懐かしいですわ。あたしの耳をつんざいて夢の世界からちょいちょい現実に引き戻す、太ももの張った、かわいいゆーがにゃんはもう過去映像の中でしか見られないんですねえ。ちょっと寂しいわあ。