ビッグイシューの販売員さんと話しててはっとさせられたこと

ビッグイシューの販売員さんと犬の話をする中で、ゆずも棄られた犬だった話をしていたので、販売員さんは、ゆずがずっとおとなしくしてて吠えない様子を見て、「この犬も自分が居候だと思って遠慮して吠えないのかな」と言いました。
笑って受け流して「お姫様みたいに大事にしてるからそれはないと思いますよ。吠えないのはこの犬の性格です」と言ったけれど、あたしは販売員さんの言葉にはっとしました。
散歩中にホーム有りの人と行き会って犬雑談をする時、吠えないゆずを褒められることはあっても、こんなことを言う人は居ないからです。
こういう感覚をホームレスの人が持っていることを考えなくてはいけないな。
そして大人になったホーム有りの今のあたしはそういう感覚を持たなくなったけれど、孤独だった子ども時代(今でも孤独と言えなくもないんですが、子どもの孤独のどうにもならなさと比べると大人の孤独は趣味のようなものですよね。老人になるまでのわずかな期間だけのことでしょうけど)のあたしにはそういう感覚があったことも思い出しました。
孤独だった子ども時代はもっと飼い犬と寄り添ってたように思ったりして、鼻の奥がつんとなったりしましたわ…。
センチメンタル方向に流されてる場合じゃないんですけどね。
↓そんなことを考えてブルー入ってる飼い主を力づける駆け回るゆずさんの姿。