「抱擁のかけら」@パークスシネマ


あたしはアルモドバル映画と相性が悪い。
でも今回はそれほど気にならなかった。
ジュディエットの告白の後、ハリーが独りで階段を下りていくシーンが良かったからかも。


でもいつもの「できすぎ息子」はやっぱ出てきた。
イカレ女とできすぎ息子ってのはアルモドバル映画に欠かせないものなのか。


ペネロペとアルモドバルってホントにどうなんだろ?
仲いいように思わせといてイケズ合戦?それともあほなことをマジメにやるっていう共犯関係なのかな?
劇中劇でペネロペが松葉杖でがんがん移動してるときの引け腰の具合の妙なかんじを見つつ
そんなことを考えました。


そもそも不倫ってもんにロマンを感じない性質なのが災いしたってことかな。
金持ち男の世話になって暮らして、アーティストと不倫する女ってパターンもうええかげんに古すぎでだるい。
手垢まみれでテッカテカじゃない〜?
なんでこんな設定にわざわざするのかまるで理解できない。


あー、やっぱ相性悪いなアルモドバル。あたしに問題ありか。


映画の後、中崎に出て古い友人とお茶。
情報交換みたいな用事だったんだけど、結局思い出話になって。
いろいろ考えさせられた。


しっかりしなければ!あたしががんばらなければ!と思う。