宝塚宙組公演「薔薇に降る雨/アムールそれは…」@宝塚大劇場
今日はジムもベリーダンス教室も休みの日。
今日行かないと行けなかったで終わってしまう!ということで、やっとゆーがにゃんの退団公演を観て来ました。
最近ヅカから遠ざかり気味なのは、ジム生活踊り子生活が忙しいからってのもあるけど、
年10回公演の気ぜわしさと、退団公演ラッシュのしんどさのせいもあって。
正直、もう退団仕様の演目はうんざり…。
なのに、宙組まで「トップコンビから路線だったはずの若手まで大量退団」の今公演!
なーんかおっくうになってました…。
泣かされたりゆさぶられたりは年1回まで!にしてくんないか…。
しかーし。
ゆーがにゃんの退団の決意が直前だったためか、きらっきらのスターなのは間違いないのに妙に併せ持ってる「小物感」のためか、
芝居もショーもまるっきり退団仕様にはなってなくて、あたしにとっては救いでした。
感想をざざっと箇条書き
- すっしーさんの老人芝居がやっとイタクなくなった
- あたしはすっしーさんの老人芝居が苦手…。「ステラマリス」の時もやだったし「A/L」の時とかホントに苦手だった。美郷さんにはある「シャイガイの魅力」とか「引きの計算」とか「色気」がないのが敗因(だと思う)。しかし、今回は大丈夫でした。ああいうふうにおかしくなる必然性が脚本にあったってのも救いだったんだろうけど、さすが組長芝居!ってかんじになってた!やっと好きになってきたぞおお、すっしー組長。
- 陽月華ちゃんがすんごい女優だった。
- 花影アリスちゃんは少女をとりこにするだろうなあ。
- あたしが今小学生女子だったら、憧れるのは絶対アリスちゃんだと思う。薄いピンクのひらひらドレスがあんなに似合う人って他に居ない。
- らんとむ!
- らんとむとゆーがにゃんって芝居の相性があんまりよくないんだろうなと毎回思ってしまう。今回らんとむが光ってたのは「ノッティンヒルの恋人」の主題歌を唄うとこだけだったように見えた。しかし手話振り付けはきつい。あれがなかったらどんなに輝いた場面だったろうか!と考えるときついわ。
- 北翔さんもあまり見せ場はなかったなああ。
- 北翔さんの魅力は安定感と見るものを必ず笑顔にしてしまう「陽」の気なので、北翔さんが出て来るだけで和む。一番よかったとこは「ちょっとかわいい」のとこ。あれはかわいかった。客席にもきっちりウケてました。
- ゆーがにゃんは姿がいい。ものすごくいい。それってすっごいことだよ。
- もう何やってもかっこいい。どの瞬間もかっこいい。踊る時にちょっと猫背になってしまう瞬間以外全てかっこいい!すごいぞ、ゆーがにゃん。歌だって今回はあらが目立たなくてむしろ拍子抜けでしたよ。もう「ライフ」クオリティーの歌は聴けないのね…、寂しいよ、ゆーがにゃん…ってぐらいです。
- 華ちゃんを「今夜は帰さない!」ぞ、と抱きしめる場面。「理屈はどうでもいい」「忘れてくれ」とたたみかけるあたりのセクスィーさ!ただ事でない成長を感じました。ミュッセの時の回転濡れ場の時を思い出せば、すっごい成長ぶり!「ヅカのスター男役イチ「セックスが下手そうな男」」の汚名返上か?*1
- 普通のスーツですっくと立つ後ろ姿がずば抜けて!ものすごく!かっこいいゆうがにゃんなので、かっこいい場面目白押しなんだけども。あたしが一番ツボだったのは、ショーの「トランプの絵札の王様」みたいなキンキン衣装。あれ着てかっこいいってどうよ?やっぱ金色はゆうが色、ですわ〜。
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*1:しかしその後に続く「激しい一夜」を連想させるダンスを踊る肌色ダンサー場面処理と、翌朝の華ちゃんのそっけなさのせいで、「やっぱ下手やったんやな」と思われてしまうってとこが哀しい…。