狂犬病予防接種

役所ゆず

ゆずを譲ってもらった「大阪市動物管理センター」では、犬を譲ってもらう前に必ず犬を飼うための勉強会みたいなもの(愛犬教室という名前だった)を受講することになっています。
その時に狂犬病と登録のことを初めて「ちゃんと」知りました。
知らなかったわけじゃないんですよ。でもちゃんとは分かってなかった。
勉強会で知った初めての知識は

  • 狂犬病になると必ず死ぬ。
    • 子どもの頃呼んだパスツールの伝記を間違って覚えており、ワクチンだけでなく治療薬も発明したと思っていた。
  • 狂犬病が過去の病気になってる国は実はわずかだ。
    • いわゆる「先進国」は全部狂犬病なんてないんだろうと思ってた。そういえばケーブルで見てた「Dr.HOUSE」で狂犬病エピソードがあったわ!水を怖がってる患者が実は狂犬病だった。そういえば助からなかったわね。
  • 日本では最近犬の登録率が減っており、狂犬病の予防接種もしない人が増えている。
    • そういえば散歩中に首輪に鑑札をつけてる犬を見掛けませんねー。
  • 狂犬病は「犬に感染して、発症した犬が噛むことで人感染して死んでしまう」と思ってたけど違った。
    • 狂犬病は全てのほ乳類に感染するんだそうです。無知でした。でもネーミングに問題があるような気もする。インパクトを重視するあまりにってかんじじゃないですか?

ゆずと散歩するようになってから、もしかして今ゆずがくんくん嗅いでる道路標識を狂犬病持ちのネズミが舐めてたら(唾液感染するらしいので)どうしよう?とか、狂犬病ヌートリア*1がとびかかってきたら?とか考えて恐ろしくてたまりませんでした。
ゆずが狂犬病にかかって殺処分しないといけないことになったら?と考えるだけで泣けました(ちょっと神経を病んでますね。笑える、あたしって)。
登録は予防接種してからなので、登録ができてないのも心配でした。
もし散歩中にハーネスが抜けて(一度抜けかけたんです)ゆずが迷子になったら?考えるだけで怖い。
鑑札を着けてないゆずとはもう会えなくなってしまうかも?と考えるとリードをぐーっと握ってしまったりね。
エイズ関係のボランティア歴が長いので、「○○予防法」というものには疑いの気持ちがすごくあり*2、無条件で「狂犬病予防法」を受け入れるのはいかがなものか?とも思うし、注射の副作用で死ぬこともないわけじゃないらしいけど、やっぱり注射することにしました。
ゆずの狂犬病の予防接種に関しては、「犬を飼う人の義務」を拒否してまで予防接種をさせないというほどの知識も考えも今のあたしにはありませんし、とりあえず今の不安な気持ちを解消して安心して散歩したいし、注射の副作用の不安については獣医さんとよく相談して集団接種じゃなく病院で個別にすることで安心できたので。
ゆずは今日もごきげんで、体温計にすごく反抗しただけで注射は平気でうたれてました。
今日は散歩は休んで、午後中ずっと家でゆずの体調に変化がないかどうか観察。
これで安心してドッグランとかにも行けるようになりました。リードをはずして走らせてあげたことがないので早く連れて行ってやりたいです。

パスツール [新装世界の伝記]

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Dr.HOUSE オリジナルTVサウンドトラック

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HIV関係の最近のおすすめ本には疎い(すいません遠ざかってます…)んだけど、ピンクベアさんの書くものなら間違いない!絶対!なのでこれを紹介しておきます。↓
熊夫人の告白

熊夫人の告白

*1:あたしが生まれた地域ではヌートリアが異常発生したことがあって、あたしはヌートリアをすごく恐れる傾向があります。エダさんは「大阪にはヌートリアの集団は居ない」と言うけど、ホントなのか?

*2:エイズ予防法(「後天性免疫不全症候群の予防に関する法律」→http://www.houko.com/00/01/H01/002.HTM 廃止になった日は嬉しかった。)